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PRIZE(プライズ)「わかりやすく認めて!」

書店員さんと思われるX(Twitter)で盛り上がっていたのをみて知った。そのなかで「天羽カインがーーー」って言葉をよく見て「天羽カインって誰?」って気になって気になって。書店員さんや作家さん、編集者さんをフォローしてるからだけど、たくさんのポストやリポストをみて「気になる」「読みたい」とどんどん自分の中で盛り上がった感じ。「リアルで衝撃的」と、本に関わる方々が推されるくらいなので面白そうと。

X(Twitter)の感想のつぶやきをおってただけなのに、なんだかぞわぞわしてきて、本を手に取り表紙をみたときにはなんともいえないドキドキ感。

読み始めは「も、文字が小さい」「老眼にはちょっと」と読み始めたけれど、本当にあっという間に読み切った。特に三分の一を過ぎたあたりからは席を立つことすらもどかしくて、一気に読破。

サーキットスイッチャーのあとに読んだんだけど、どちらも一気に読んでしまえる息をつく間もないドキドキとハラハラ。おもしろかったーーーーー。ただ、刺激的過ぎて読後のドキドキバクバクが・・・。読後感の中毒性がたまらない。これから、書店で直木賞候補などが並び始めるとドキドキしそう。

もう、この本を読んだ前の自分には戻れない。作家と編集者だけでなく、自分と夫、子供、家族、仕事先、施設・・・数え上げるときりがない。自分は適切な距離を取れているだろうか。

<作家・天羽カイン>が甘く見られることなどあってはならない。

こんな風に気高く生きていくのは大変だ。でも、甘くみられるというかバカにされたくない気持ちはある。「仕方ないか」と適当なところで諦めてしまうし、客観的に見たらそうだよねと納得してしまう。

それを「ふさわしいものをとことん突きつめて厳選する」その努力に感動するし辛くなる。

「そうありたい」自分が私にもあった。でも、突き詰める努力はできなかった。それを突き付けられるようで辛くなる。だから私は「ありたい自分」を少しずつずらしている。「それもいいかも」と思えるようになってきた。

もしかしたら天羽カインが最後に「そうだ〇〇しよう」と突然その考えた降ってきたのと似てるかもしれない。私は〇〇をしようと思ったわけではないが・・・。もがいてもがいてしているうちに、何かの拍子にいい感じに歯車がまわることもあるのかもしれない。

権威ある誰かから、わかりやすい形で認めてもらいたいの

「わかりやすい形で認めてもらいたい」

はい、私もそうです。その後に

みんなそうでしょ。認めてもらえない限りずっと不安なのが、人間のデフォルトじゃないの?

って天羽カインが言ってる。はい、そう思います。

これに対して千紘が「小さい頃からあんまり親に褒めてもらったことがなかったりします?」って言ってるけど、それが刺さったのかなー。私はそこには「うーん」だな。

私は子供たちを授かった後に山ほどの苦言を呈されたことで、不安がてんこ盛りになったから。でも、人ってどこかで一度くらい辛い思いをしたことがあると思う。だから、このフレーズはキラーフレーズなのかもしれないなー。

今も「わかりやすい形で認めてもらいたい」とは思う。でも、以前ほどは思わない。経験を重ねていくと、自分で自分を認められることもでてくるから。「ま、私頑張ったし」って思えることも増えたから。結局は、積み重ねていって、色んな人と出会って、色んな経験をしていくことで少しずつ不安が薄くなっていくんじゃないかな。

でもやっぱり、適切な距離は必要なんだよね。

ここは、ほんとそうだね。でも、うれしくなっちゃってついグイっといってしまうことがあるから本当に気を付けないと・・・。特に家族。イライラしているときについ夫にきついことや嫌味なことを言ってしまったり、子供に厳しく言ってしまったり・・・。近い距離だからこそ大きく踏み外さないようにしないとな。でも、一番居心地のいいところだから大事にしたいな。

そして、友人や仕事関係。こちらも、長いお付き合いになってくると線引きがあいまいになりそうになることがある。今回の千紘のように。一見、いい関係に見えたけど近すぎるのは危険なんだ。

三ちゃん、さすが。でも、苦労するタイプだろうな。ただ、絶対的に信頼できるタイプでもある。

がんばろって思える。

おわりに

書店員さん、作家さん、編集者さんたちが、X(旧Twitter)で「リアルで衝撃的」とつぶやかれていたのに続いて、私もつぶやきたくなった。ただ、叫びたいけどこのもどかしさをどう言葉にしたらいいのか、いや、言葉にするのが辛すぎる。恥ずかしいというか、情けないというか、とにかく逃げたくなるようなこの気持ちを誰かに伝える?いや、そんなことできない。

でも、この湧き上がる懺悔というか後悔というか申し訳ない気持ちをどうしたもんか・・・と、ここに吐き出した。

どのページを開いて読み返しても「うっ」とくるようなこの何とも言えない中毒性。見たくないのに覗いてしまう。でも、最後は「さあ、仕事しよう」と思ってしまえるところがありがたい。

さすが、天羽カイン!

もやもやしている人に是非!!

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