最近、小さい頃から習い事を始められますよね。 3、4歳でもう複数の習い事にいってたりだとか・・・。保育園児が「私、平日は忙しいから」と話していましたし・・・
発達に隔たりがあるからといって「療育一本!」とか「まずは療育」とならなくていいですよ。やりたいことをやってみましょう!
発達障害児の習い事で注意すること
少しでも落ち着いてもらいたいから「書き方」「書道」
プールに顔がつけられないから「スイミング」
文字が書けないから「学習塾」 こんな風に考えませんか?
これは絶対にダメです!!
できないことを出来るようにするための習い事ではありません。 好きなことをもっとするために習い事をするのです!!
例えば、
歌や楽器が好きなので「音楽教室」
水に触れるのが好きなので「スイミング」
文字を書くのが好きなので「書道」
といった感じです。
発達障害児、好きなことには熱中できることが多いです
好きなことにのめりこむことが多い発達障害児。 好きなことから、色々なことを学ぶと身に付きやすいです。
学校で規律を教えられても身に付かないかもしれませんが 習い事の先生に教えてもらうとすんなりと身に付くかもしれません。
得意なことができると、学校でも自信がもてるかもしれません。
できないことがあっても「自分には○○ができる!」と 肯定できるようになるかもしれません。
学校のメンバーでは腰が引けて常に遠慮しているかもしれないけれど 学校以外のメンバーで集まれば、違う自分が出せるかもしれません。 いいことがありそうな気がしませんか?
ただし!!よくばってはいけません!!
発達障害児は学校に行くだけでヘトヘトに疲れるんです。 いつも神経をすり減らしていて、緊張状態にいるんです。 なので、体験レッスンなどで経験して本人が「行きたい!!」 と意思表示するものにしましょう。
もちろん、体験教室にいくのもチラシとかホームページを見せて どうするか聞いてみたらいいです。 イヤイヤ行っても、いい結果になりませんから・・・。
自分から「行きたい」と言うと、モチベーションが高いので意欲的になります。 まあ、疲れたり眠かったり等々でダメな日ももちろんありますが、 相対的にがんばります。もしかしたら、 「行くまでに宿題やろう」 なんて、優等生みたいなことをいうかも!!
発達障害児、英語と相性が良い子もいます。
また、結構英語と相性がいい時があります。 英語の文法って、「なにが、どうした」と最初に結論がありますよね。 これがいいみたいです。 日本語のように「なにが」のあとに、たらたらと修飾語が入ると「なにが」を忘れてしまうんです。そうすると結論を聞いてもわからなくて「ちゃんと聞いてた?」と怒られたりするんですよね。
それと、英語がわからない前提で学習するので視覚優位の発達障害児にとってうれしい教材がおおいです。 たとえば、DVDをみたり絵カードをみたり、身振り手振りがあったり・・・。 言葉だけですすまないので分かりやすいのです。
もし、教室へ英語を習いに行くのならそのメンバーはおそらく同レベルでしょう。 学校では色んなところで差ができていますが、ここでは同レベル。 これって、うれしいことです。 同じスタートラインに立って学習できるのも英語の魅力です。
まずは療育一本で!!なんて言わずに、習い事も考えてみませんか?