乳幼児健診で保健師さんに話しかけられて、それから色々と相談するようになってくると、福祉支援をうけることを提案される場合があります。
保健師さんと病院へいったり福祉課へいったりして、 何かしらのサービスを受けた方がいい状況と判断された場合、利用するために「サービス等利用計画書」を作り申請する必要があります。その時に、相談支援専門員さんにお世話になります。
福祉支援を受けるときには申請が必要です
申請するには「サービス利用計画書」が必要です。「セルフプラン」といって自分で作成することもできます。 サービス利用計画とは、どこの事業所をどれくらいの頻度で利用するかを 抱えている課題を踏まえて、作成されます。
このサービス利用計画書は市町村にもよりますが、保護者の負担金はなしで作成してもらえます。ただ、作成してくださる相談支援専門員さんを探すのは大変かもしれません。絶対数が少ないので・・・。
利用が開始されたら、決められた期間ごとにモニタリングされ、 利用状況や、抱えている課題が解決されたか、新たな課題がでていないか などを確認します。
相談支援専門員さんは書類の作成をお願いするだけではありません
それ以外にも、就園就学において関係者間の調整を行ってもらえます。 親と学校、親と園で話し合いをするのはもちろん大切なことです。 ただ、そこに第三者がはいることによって、冷静に物事が進むことがあります。 また、初めての先生方との対面で緊張で頭真っ白になった場合、 あとから、確認する相手があり思い込みを防ぐことになります。
自分の子供のことを知ってもらうための、支援会議・ケース会議ですが、 想像以上に過酷です。
なぜって? 「こどものいいところを見て育てましょう」 と言われますが、実際会議で話題になるのは 「何ができないか」 なのです。わかっていても、我が子のできないことを何度も発言するのは辛いことです。
ただ、そこでできないことだけを言うのではなくて 「○○すればできます」 「○○で代用できます」 など、何かの助けがあればできる! ということを言うことが大切です。
そういったことを、相談支援専門員さんと話しながら 自分のいいたいことをまとめていくと会議でも焦りません。 だらだらと話すより、 箇条書きにして話す方が効果的です。 話すだけではなく、 資料として渡すとさらに効果的です。
相談支援専門員さんは保健師さんよりも、 支援に関する情報や事例を多くもたれています。 きっと、今までよりも情報が入るでしょう。ただ、待つだけでは情報は集まってくれません。 アンテナは常にはっておき、 気になることがあれば 今までに知り合った人に聞いてみましょう。 これの繰り返しです。
地道な作業ですが、保健師さんと知り合う前と比べたら 情報の量、気持ちの持ちよう、変わっていると思いますよ。