入園、入学まで3-4ヶ月。持ち物や先生とのやりとりで忙しくされてますか?見落としがちな通学路。子供は1人でも不安なく歩けますか?
車や自転車で通るのと、実際に歩いてみるのとでは大きく違います。
通学路の確認で必要なこと
まずは、通学路がどのルートなのかを確認します。道がわからなければ困ったことになります。わからない場合は地区の人や学校に確認しておきましょう。
何度も歩いてみる
車や自転車で頻繁に通っているので大丈夫!ですか?歩いてみるからこそ見えてくるものがありますよ。
踏切で遮断機が降りた時の子供の行動に驚いた
私が歩いてみて気がついたことは「踏切が怖い!」ことです。車で通ると特に気にしていませんでしたが、歩いていて踏切内に入ったまさにその時「カンカンカン」と遮断機が降りる音がしました。あまりの音の大きさに子供と二人でびっくりし、冷や汗をかいた記憶があります。
そして、その時にとった子供の行動でさらに冷や汗をかきました。
なんと、線路上でうずくまってしまったのです。
あまりの衝撃に動けなくなったようです。これをみた時に「練習時でよかった」と思いました。それからも、度々歩き、何度か踏切で遮断機が降りる経験をしました。
まずは「カンカンカン」と言い始めたら踏切からでる。遮断機がおりても下をくぐって出る。を教えて、そのあとに、遮断機が降りている時は少し離れて待つ、を教えました。
口頭で教えるのは簡単です。でも、経験してみないとわからないこともあるのです。
困った時に駆けこめる家を教えておく
こども110の家や知り合いの家を教えておきました。どうしても困ったらここに助けを求めたらいいと。1件はよく知っている家で毎朝のように挨拶をして登校しているようです。本当は「何かあったときによろしくお願いします」と挨拶にまわればよかったと思いますが・・・。そこまではできませんでした。
シミュレーションは完璧でも無理なこともある
色々と想定して、登下校のときのトラブルを減らすようにシミュレーションをして実際に練習すると思います。ただ、思いもよらないこともでてきます。それは、こどもががんばるしかありません。ただ、困った時に頼れる人がいたり、走って帰ることができたりする中で自分で方法を見つけていけるようになるのではないかと思います。何が起こるかわからない時のために、いろんな選択肢、方法を時間をかけて教えておくと何かの時に役に立つでしょう。無駄にはなりません。
集団登校の場合の不安
集団登校をする場合は、たとえ1人で登校できたとしても集団で登校することが無理な場合があります。地区の子たちと一緒に遊んだりしていて仲良くなっていると大丈夫だと思いますが、そうでない場合は不安になり集団に入れない時があります。
並び順や態度など、ルーズなことが許せなかったり、上級生とうまく人間関係が築けなかったり、不安要素はたくさんあります。
親の付き添い登校も想定しておく
もう、慣れるまではどうしようもありません。最初のうちは一緒に歩いていくことも覚悟しましょう。意外と途中まで一緒だったり、学校や園まで一緒に行っている親いますよ。私の場合、園までついていったのは10回ほどありました。
徐々に、付き添い距離を減らす
毎日付添うのも大変なものです。子供が慣れてきたように見えたら、隣を歩いていたのを親だけ列の後ろに並ぶようにしていきます。振り返れば見えるところという感覚です。隣は地区の子供で歩いていけるようにしていきます。
その後、この信号までとかこの交差点までとか、何か区切りのあるような場所までに減らして行きます。地区の子に慣れてくると、出発してしまえば大丈夫になってきたりします。
「こないで」と言われたら、心配でも行かない!
付き添いをしていて「大丈夫か!?」と思う時期でも「もう来なくていい」という時がきます。「え、本当に行かなくていいの?」状態の時です。こういってきた時はこっそり様子を見に行くことがないようにしましょう。こっそりいっても大概誰かに見つかっています。これは親子の信用問題にもなるので「来ないで」と言ってきたら行かないよにしましょう。「どうせ、来ないでっていってもくるんでしょ」となったり、「なんできてなかったの?」になってくると、あとあと信用を取り戻すのは容易ではありません。
まとめ
家と学校や園の間は基本的には学校に責任があるのではなく、地区の責任になるようです。先生方は立ち番などで様子を見てくださっていますが、これはある意味サービスです。
登校だけでなく下校も心配事だらけ。いつもよりも帰りが遅いとソワソワしながら待っています。あんまり遅いと学校に問い合わせることも必要ですが、友達と遊びながら帰っている時もあります。悩ましいところですね。
入園入学の場合、学校の中の問題に集中してしまいます。でも、登下校もとても大切なことです。たま、1日2日で身につくことでもありません。徒歩通学の場合は是非、通学路の確認を実際に歩いて確認しておくことをおすすめします。