お父さんにも療育に関わってほしい!っていう悩みありますよね。もちろんイクメン・イクパパさんの場合はこういった悩みはないかと思いますが、中々みんなそういうわけにはいきません。また、パパも関わりたいけれど仕事で療育に付き添えない!ということもあると思います。
そんな時は、お父さんがよく行かれる(多分)コンビニを利用して療育っぽいことをされるのがオススメです。
母へ丸投げはしんどい!パパも一緒にお願い!!!
なぜコンビニがお父さんと療育を結びつけるのかを紹介したいと思います。
お父さんの慣れている場所に子供をプラス
「仕事にいく前にコンビニでコーヒーを買うと、社会人になったーって感じがする」と言っている夫を見ていると、コンビニ好きだなーと思います。
そんな、惰性のように行っている場所なら「さあ、行くぞ!」と肩肘張らずに出かけられます。子供と一緒なので多少勝手は違いますが、出かけるハードルは低くなります。そこに、軍資金も渡すとさらにハードルは下がるはずです。
まずは、機嫌よく二人ででかけてもらうことが大切!
コンビニで買い物の練習をするメリット
コンビニは何を買うにしても割高なので「なぜコンビニ?」となりませんか?発達凸凹さんにとって、わかりやすいことが色々あるからです。
・だいたい同じ構造をしている
・だいたいどこに何があるか決まっている
・だいたい値段が同じ
つまり、どこのコンビニに行ってもだいたい前提が同じなのです。また、近所のコンビニで買い物ができるようになると、だいたい同じ構造をしているのでどこのコンビニに行っても買い物ができるようになるのです。
コンビニのソフトクリームで選ぶ練習と責任を取る練習
選ぶ練習
「選ぶ練習」は想像つくかと思います。父子はどちらもコンビニのソフトクリームが大好きです。コンビニソフトは大抵、バニラ・ミックス・季節もの(チョコ、いちご、メロン・・・)の三種類から選べます。
この三種類から、子供に自分で選んでもらいます。親は横で誘導しない!ついつい言ってしまうのが「これ好きなんと違う?」。言ってしまいませんか?これは誘導なのでぐっと我慢。
責任を取る練習
上記の「選ぶ練習」で親が誘導していない場合「責任を取る練習」ができます。責任をとる練習は何かというと「自分が選んだものに責任をもつ」ことです。つまり、自分で選んだものを自分が食べることです。時には美味しくないものを選んでしまうかもしれません。そんな時は「別のを買って」ではなく、自分が選んだものを我慢して食べるか、いらないと処分することになるか(親にあげる等)の二択なのです。
実体験で身につける
自分で選んだものが失敗だった場合、怒りの矛先は自分です。でも、誰かの誘導でそれを選んだ場合は「誰か」に矛先が向き、人のせいにします。
子供が自分で選ぶのを横で見ているのは忍耐がいります。
- それ、前の時美味しくないって言ってたやん
- 前の時、次はこれ食べるって言ってたやん
- 早く選んで!!!
これらの感情を中々抑えきれません。でも、自分で選び、その結果を受け入れることは必要な練習です。一度の失敗で取り返しのつかないようなことで練習するとダメージが大きいです。でも、コンビニのソフトクリームの場合、選択肢は3つだし、大好きなおやつだし「また行きたい」となって、楽しみながら練習できます。
まとめ
お父さんが行きやすいコンビニで、親子で大好きなソフトクリームを食べることが一つの療育っぽいことになりますよ、という紹介でした。
療育=訓練となりがちですが、そうなると親も子も力が入って苦痛なものになりがちです。日常生活の中で肩の力を抜いて、楽しい要素も含まれているコンビニソフトは、我が家では定番の父子のお出かけです。